特定技能「工業製品製造業」まとめ
- Wada SOLUTION
- 11月18日
- 読了時間: 4分
更新日:11月20日
工業製品の製造業において、働き手が年々減少する中で
即戦力となる特定技能外国人材は、業界の未来の担い手となります。
(特定技能全般について解説した記事はこちら)
2024年3月の閣議決定では、工業製品製造業分野における特定技能外国人の
受入れ見込数が約5万人から約17万人へと大幅に拡大されました。
また、対象業務区分も3区分から10区分に増加しました。
本記事では、特定技能「工業製品製造業」分野について詳しく解説します。

受け入れ可能な企業について
特定技能外国人を受け入れるには、事業所が対象の産業分類に
該当している必要があります。
現在は計49分類が対象となっています。

特定技能外国人が働く予定の事業所で、
直近1年間、これらの産業に関する製造品の出荷額等が発生しているか、
などが判断基準となります。
人材について
―担当できる業務―
2024年3月の閣議決定により、特定技能1号が担当可能な業務区分は大幅に拡大され、
全10区分が対象となっています。
既存3区分 | 追加7区分 |
機械金属加工 | 紙器・段ボール箱製造 |
電気電子機器組立て | コンクリート製品製造 |
金属表面処理 | RPF製造 |
陶磁器製品製造 | |
印刷・製本 | |
紡織製品製造 | |
縫製 |
―特定技能1号/2号の比較―
1号 | 2号 | |
技能 水準 | 相当程度の知識または経験を必要とする技能 (即戦力レベル) | 監督者として業務を統括できる熟練した技能 (班長、職長イメージ) |
在留 期間 | 上限5年 | 上限なし(更新あり) |
家族 帯同 | 不可 | 可能(配偶者・子) |
受入れ人数上限 | 173,300人 (2024年4月~2029年3月の5年間) | なし |
対象業務区分 | 10区分 | 3区分のみ (機械金属加工、電気電子機器組立て、金属表面処理) |
支援 計画 | 生活・職業・社会生活上の支援が必要 (登録支援機関へ委託可能) | 支援は不要(ただし、適切な雇用・労働環境の確保は必須) |
―特定技能人材になる方法―
以下のいずれかのルートで資格を取得します。
①特定技能1号の場合
<試験ルート>
製造分野特定技能1号評価試験に合格
日本語試験(国際交流基金日本語基礎テストまたは日本語能力試験N4以上)に合格 ※日本語試験はいずれかの技能実習を修了していれば不要
<技能実習ルート>
技能実習2号を良好に修了した場合、両試験とも免除
②特定技能2号の場合
<特定技能2号評価試験ルート>
以下3つを全て満たす必要があります。
ビジネス・キャリア検定3級(生産管理プランニング区分、生産管理オペレーション区分のいずれか)に合格
製造分野特定技能2号評価試験に合格(機械金属加工区分、電気電子機器組立て区分、金属表面処理区分のいずれか)
日本国内に拠点を持つ企業の製造業の現場における3年以上の実務経験
<技能検定ルート>
以下2つを全て満たす必要があります。
技能検定1級に合格 (鋳造、鍛造、ダイカスト、機械加工、金属プレス加工、鉄工、工場板金、めっき、アルミニウム陽極酸化処理、仕上げ、機械検査、機械保全、電子機器組立て、電気機器組立て、プリント配線板製造、プラスチック成形、塗装、工業包装のいずれか)
日本国内に拠点を持つ企業の製造業の現場における3年以上の実務経験
受入れフロー
特定技能外国人受入れの検討開始
(一社)工業製品製造技能人材機構(JAIM)への入会
外国人候補の探索
1号特定技能外国人支援計画の策定
特定技能雇用契約の締結
地方出入国在留管理局への在留資格関連の申請
1号特定技能外国人の就労開始
JAIM(=工業製品製造技能人材機構)について
2025年6月に経済産業大臣の登録団体として発足した
一般社団法人 工業製品製造技能人材機構(通称:JAIM)
への加入が必要となります 。
JAIMは、従来の「製造業特定技能外国人材受入れ協議・連絡会(協議会)」に代わり、
以下の役割を担います 。
受入れ事業所の管理(加入審査、制度周知など)
受入れ事業所の支援
技能評価試験の運営
特定技能人材を受け入れる企業は、JAIMの賛助会員として入会し、年会費を支払います 。
なお当団体は新設の為、2025年12月25日までの入管申請においては
従来の協議会の加入証明書を添付しても良いとされています。
まとめ
工業製品製造業分野での特定技能制度は、
人手不足が進行する製造業にとって重要な人材確保の選択肢です。
2024年度の大幅な拡充により、より多くの企業が制度を活用できるようになりました。
受入れにあたっては、JAIMへの入会、適切な支援計画の策定、各種基準の遵守など、
しっかりとした準備と体制整備が必要です。
制度を正しく理解し、適切に運用することで
外国人材と企業双方にとって良好な就労環境を実現できます。
外国人材を受入れたいけれど、手続き面で不安があるという方は
安心して弊社にご相談ください。











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